知的資産経営支援セミナー開催

知的資産経営支援セミナーを日本政策金融公庫岡山支店で実施いたしました。
 今回も岡山県行政書士会の3名の先生が講師として登壇されました。


(1)建設業許可と事業承継
  建設業許可業者が事業承継する際の注意点
  石井敏文先生
  建設業の許可について、許可業種29業種、許可の種類、経営業務の管理責任者、専任技術者などを説明された後、こうした許可が業務にとって、如何に重要なものであるか、事業承継を考える際に、要件を満たすことを意識して取り組む事の重要性などについて説明がありました。


(2)事業承継における相続問題
  事業承継のための自社株対策
  櫻田章人先生
  まずお話しは統計から、全国に起業が421万社あり、そのうち420万社が中小企業であること、現在の中小企業経営者の年齢分布と平均引退年齢を重ね合わせて考えると、今後4~5年が事業承継のピークになることを紹介された後、ご自身の経験から事業承継に長い時間をかけて行っている点、政府の事業承継施策、民事信託などについて紹介がありました。


(3)今日から始める否認されないための会計記帳
  売上を守るための財務会計
  竹井 進先生
  平成29年12月3日のソフトバンクグループの所得隠しと報道された例を元に、ご自身の体験から、国税調査がどのような考えで行われるか、どのような順序で調べが進むのかなどについてご紹介がありました。


今回は、講師の方が作成されたアンケートをお配りし、9名のかたから7項目のアンケートについて、記述式のご意見を頂きました。
良い点も、改善すべき点も合わせて、今後に活かして参りたいと思います。来年度は、今年度の倍程度にセミナー回数を増やす予定にしています。